室蘭市陣屋町にある「東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡」に行ってきました。
山川出版社が出している書籍「北海道の歴史散歩」から私の住む地域について調べる中で見つけました。(私自身は特に歴史に詳しいわけではありません。最近何となく勉強している程度です)
近所ではありますが行ったことはおろか、存在すら知らなかったので実際に足を向けてみました。
ちなみに今回参照した「北海道の歴史散歩」は北海道の地域別に、歴史を伝える史跡の詳細な情報を得られるのでおすすめです。
室蘭市公式ホームページ:東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡
- 北海道あるいは室蘭市の歴史に興味がある方
- 室蘭市付近のお出かけスポットを探している方
東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡の概要
正面口に陣屋が建設された経緯を説明した看板があったので、引用します。
外国船がたびたび来訪した幕末、南部藩は函館から幌別にかけての東蝦夷地警備を江戸幕府により命じられ、湾内を望むこのペケレオタの地に方形で二重の土塁と壕からなる出張陣屋を築き、防衛にあたった。
「外国船の来訪」とは1853年、アメリカのペリー一行が浦賀に来航したことを指します。
この陣屋は1856年に築かれ、その後13年間、南部藩士が常駐し防衛にあたったとのことです。
同じく南部藩によって築かれた長万部、砂原の陣屋跡、室蘭市内の崎守町にある台場、勤番所跡も史跡として指定されています。
また、当時北海道に築かれた陣屋としては他に白老の仙台藩陣屋、北斗市の戸切地陣屋があるようです。
いずれも建物は残ってませんが、陣屋跡として史跡になっており、見学出来るようです。
北海道の歴史探訪の為にこれらの史跡を見て回るのも面白そうです。
場所/アクセス
車かバスがおすすめ
行き方についてですが、近くに駅はなく、本当に近所に住んでいる方以外は車かバスをおすすめします。
私は近所に住んでますので車で行きました。近づくにつれて道路が狭くなるので、運転には注意が必要です。
バスで行く場合はバス停(バス停名:陣屋)から徒歩でおよそ8~10分程度だと思われます。
勝手に入れる
特に受付とかがあるわけではないので、好きなタイミングで行き、適当に見て回り、帰ることが出来ます。
全体を見て回るのに、20~30分もあれば十分という感じです。
また、草刈りなどの手入れが行き届いているわけではないので肌が隠れる服装がおすすめです。
駐車場はない
陣屋跡正面まで車で来ましたが、駐車場らしきものは整備されてません。
仕方なく畦道の脇に車を停めました。それくらいのスペースはあります。
周辺の様子
まとめ
今回室蘭市の東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡に行きました。
土塁、堀が残っているので当時の雰囲気を何となく感じることが出来たのかなと思います。
晴れた日を狙って行きましたので気持ちよく見学することが出来ました。
また何となく地元北海道の歴史を学んでみようかなという軽い感じで行ってみましたが、他の陣屋や史跡に興味を持つ良いきっかけになりました。
休日を過ごすのに陣屋跡のような史跡に足を向けてみるのも悪くないと思います。
室蘭市公式ホームページ:東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡