【白老町】白老仙台藩陣屋跡|幕末の北海道の雰囲気を体感?

お出掛け

白老町陣屋町にある「白老仙台藩陣屋跡」に行ってきました。

以前室蘭市の「東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡」を散策したのがきっかけで道内の陣屋跡に興味を持ちました。

10月の北海道はもう日中でも十分寒かったですが、モロラン陣屋跡と比べて白老仙台藩陣屋跡はどんな特徴があるのかを楽しみに歩いてみました。

白老観光協会のサイト:史跡 白老仙台藩陣屋跡

こんな人に読んで欲しい
  • 北海道あるいは白老町の歴史に興味がある方
  • 白老町付近のお出かけスポットを探している方

概要|白老仙台藩陣屋跡

室蘭のモロラン陣屋跡でもそうでしたが、正面口には史跡を説明した看板があります。少し引用します。

安政元年(一八五四)徳川幕府は鎖国を解いてアメリカ・ロシアと和親条約を結び箱館港などを交易場とした。

これを受け、

この陣屋跡は、安政三年(一八五六)蝦夷地の防備を固めるため、仙台藩が築いたものである。

とあります。モロラン陣屋跡と同じで、幕末にアメリカ、ロシアの動きに警戒した幕府が東北の藩に蝦夷地の警備を命じたことで建てられたようです。

またモロラン陣屋跡が「出張(でばり)陣屋」であったのに対し、白老仙台藩陣屋跡は「元(もと)陣屋)」です。

元陣屋は本拠地、出張陣屋は拠点、という感じかと思います。

という違いからか、モロラン陣屋跡に比べて白老仙台藩陣屋跡はとても広いです。

入口。門扉です。歴史を感じます。

場所/アクセス

駐車場あり/バスでも行ける

陣屋跡入り口に車を停めれる場所があります。

また陣屋跡の奥には資料館があり、そこにも駐車場があります。

徒歩5分ほどの位置にバス停もあるので、時刻を調べてからであればバスも良いと思います。

入口付近に広いスペースがあります。車を停めれると思います。

見学は自由

受付などありませんので、自由に来て、好きなだけ見て回り、帰ることが出来ます。

敷地は広いのでくまなく見て回ろうと思うと1時間程度は必要かもしれません。

モロラン陣屋跡はあまり整備されてませんでしたが、こちらは整備されている様子があります。

比較的軽装でも大丈夫だと思います。

資料館が併設されている

陣屋跡に関する資料を展示する資料館が併設されています。

ビデオでの説明などもあり、非常に分かりやすく陣屋跡について理解することが出来ますので、ぜひ入館されることをおすすめします。

営業時間、入館料などはリンクを張っておきますので、ご確認下さい。

白老観光協会 史跡 白老仙台藩陣屋跡

陣屋跡内及び周辺の様子

この陣屋跡は2重の土塁が築かれているようです。陣屋跡全体を囲うような外曲輪(そとくるわ)と内側に円形に築かれた内曲輪(うちくるわ)です。
陣屋跡内に説明用の看板が設置されており、親切です。
内曲輪に繋がる橋です。内曲輪に入る為の門扉もあります。
建物は既にありませんが、当時の位置を再現してあります。これはモロラン陣屋跡にもありました。
内曲輪の土塁。
陣屋建設に合わせて塩釜(しおがま)神社と愛宕(あたご)神社が建てられたとのことです。写真は塩釜神社入口の鳥居です。
陣屋跡の隣には資料館があります。中は30~40分程度で見て回れると思います。

まとめ

歴史を勉強するにはもちろん本や資料を用いる場面が多いと思いますが、実際に現地に足を向けるというのも重要だと思います。

当時の建物はほとんど残ってませんが、それでも陣屋跡の広さや周辺の環境など、今から約150年前の幕末の北海道(当時はまだぎりぎり蝦夷地ですが)の様子を知ることが出来ました。

150年を遠いと見るか近いと見るかは意見が分かれそうですが、歴史の流れを感じました。

北海道の歴史に興味がある方や白老町でおでかけスポットを探している方は是非訪れてみてはいかがでしょうか。

白老観光協会のサイト:史跡 白老仙台藩陣屋跡

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