2022年5月1日、北海道夕張郡長沼町に馬追(マオイ)蒸留所がオープンしました。オープンに際して見学がイベントがあり、伺ってきました。建物内の設備なども見せて頂けましたし、今後作っていくお酒のことなどをお聞きしたので一部ご紹介したいと思います。
- お酒が好きな方、興味がある方
- 北海道のおでかけスポットを探している方
場所・・・北海道夕張郡長沼町
馬追蒸留所は夕張郡長沼町にあります。さらに住所は加賀団体と続きますが、広い土地の中に家や建物がたくさんある中の一つに馬追蒸留所がある、という感じです。
地図を見ると最寄りの駅は古山(ふるさん)駅になりそうです。但し最寄りと言っても車で8分、徒歩なら1時間かかる位置にあるので、遠くから来られる方はタクシーなどの移動手段を考える必要がありそうです。
建物の外観はシックな印象です。山の斜面に建てられてます。下の階に資材の搬入口や製造設備が集中し、上の階がビジターセンターになってます。
山側の斜面にはブドウ畑が広がってました。ここで獲れたブドウでワインなどを造っていると聞きました。
また山の反対側は石狩平野が広がってます。写真では伝わりにくいかもしれませんが、なかなかの景観でした。非常に広々として見晴らしの良い場所に蒸留所があります。
建物内部
建物の中も見ることが出来ました。下の階にはお酒の製造設備が並んでました。
ワインを入れた樽もありました。
シードルが並んでました。蒸留所と銘打ってはいるものの、蒸留酒以外も扱っているようです。
蒸留設備も並んでました。
蒸留器はフォーサイス社のものとのことでした。グループである紅桜蒸留所(札幌市南区澄川)ではイタリアのバリソン社の蒸留器を使っているとのことですが、色々な会社の蒸留器を使ってみる、という狙いもあるようです。
最後に・・・作るお酒とか
今後蒸留設備ではブランデーやウイスキーを造る計画のようです。ブランデーに関しては蒸留所近くの畑から獲れたブドウを使うそうです。また、ウイスキーについてはバーボンに近いウイスキーを造ると聞きました。もう少し具体的にはトウモロコシを原料に多く使うウイスキーを考えてるとのことでした。
ウイスキー用のモルトはスコットランドから輸入するかもしれませんが、トウモロコシは北海道産のもので考えているようです。ゆくゆくは北海道産の原料のみでウイスキーが造られる可能性もありそうですね。