【感想】ボウモア12年|避けては通れないウイスキーのひとつ

お酒

今回のウイスキー

私がウイスキーの勉強を始めようと考え出した頃、まだ何もウイスキーに関する知識がない中でとりあえず手に取ったボウモア12年について綴ります。

蒸留所情報

アイラ島最古の蒸留所

創業は1779年。アイラ島最古の蒸留所です。ボウモアとはゲール語で「大きな岩礁」(あるいは「大きな家」とも)を意味します。

特徴は今でもフロアモルティングを行っていること。必要量の4割程度を賄っているようです。

ボウモア12年

思い出

20代後半の頃、ウイスキーのことを知ろうと思い立った私は「まずは飲まなきゃ始まらない!」と考え、近所のスーパーに足を運びました。ウイスキーコーナーに直行し、いざウイスキーを選び始めるわけですがウイスキーを自分で選んで買うということはほとんどして来なかった為、何が何やらという感じで、迷ってしまいました。

これから勉強していくつもりとは言え、いきなりおいしくないものに当たってしまっては今後のやる気を損ねてしまうかもしれません。ハズレに当たらないことを祈りながら値段から候補を絞り、最後には「ジャケ買い」を決めましたそれがボウモア12年でした。(今思えば「ウイスキー 初心者向け」とかググってから選ぶ方法もありましたが、当時はそんな頭も回らず、舞い上がってましたね)

家に持ち帰り、いざ開封です。やはり最初はストレートかな、という感じで少量をグラスに注ぎ、香りを確認しました。さて、ボウモアを知る方であればウイスキー初心者がどんな感想を抱いたか、想像できますね? ご多分に漏れず、「なんだこの香りは…」です。この香りが「正露丸」と称されていることや、生産しているアイラ島のピートに由来することや、この独特な香りを愛する人たちがいるということを知るのはまだ先の話です。味の方はと言うと「よく分からなかった」というのが正直なところです。

今の評価

私のウイスキー歴は無事燻製色のスタートを切ったわけですが、しばらくはボウモアのようなピート香のあるウイスキーとは縁がありませんでした。バーボンや日本のウイスキー、フルーティなシングルモルトを経た後で久しぶりにボウモアと再会した時の私の評価は「なんておいしいんだ…」でした。不思議なもので、初めて味わった時は全然気が付きませんでしたが、稚拙ながら味覚の経験が蓄えられた後ではその繊細な味わいや、バランスの取れたスモーキーさに魅力を感じました。今では大好きな銘柄の一つで、懐の許す限りですが、自宅に常備してあります。

ちなみにですが、ボウモアの作られるアイラ島は牡蠣の名産地としても知られています。私は北海道に住んでいるので牡蠣と言えば厚岸産ですが、これにボウモアを垂らして食べるとよく合います他のアイラモルトでも試しましたが、今のところボウモアが一番合う気がします。

おすすめの飲み方

ボウモアはシングルモルトなので、その個性を楽しむという意味でもやはりストレートがおすすめです。

もう一つ私が好きな飲み方としてはハイボールがあります。ボウモアに限らずですが、スモーキーな香りが特徴のウイスキーはハイボールが合いますね。夏の暑い日なんかは最高です。(余談ですが、香りが特徴的な酒としては芋焼酎とかもソーダ割がおいしいですね)

以上、ボウモア12年の話でした。

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