【感想】グレンスコシア ダブルカスク

お酒

今回のウイスキー

グレンスコシア(Glen Scotia)蒸留所は個人的に思い入れがあり、注目している蒸留所です。今回はその中でもグレンスコシア ダブルカスクについて、味やおすすめの飲み方などの感想を綴ります。

こんな人に読んで欲しい
  • 購入検討中の方
  • 飲むかどうかお悩みの方
  • 自分で飲んだけど他の人の感想も知りたい!という方

蒸留所情報/ボトル情報

キャンベルタウンのウイスキー産業の衰退

キャンベルタウンに現存する3つの蒸留所の内の1つがグレンスコシアです。かつてウイスキー生産の中心地であったキャンベルタウンの蒸留所は禁酒法時代(1920~1933年)のアメリカに粗悪なウイスキーを供給したことで評判が落ち、30以上あった蒸留所のほとんどが1930年代までに閉鎖されたようです。

グレンスコシア蒸留所のエピソード

グレスコシアの創業は1832年ですが、キャンベルタウンの衰退とともに1928年には一度閉鎖されています(書籍によっては創業は1835年、閉鎖は1930年代とするものもあります)。1930年に当時のオーナーだったダンカン・マッカラム氏が借金苦でキャンベルタウン・ロッホに身を投げて以来、彼の幽霊が出現するというエピソードがあるようです。

現在はエリスポネント社が親会社で、ロッホローモンド社が運営しているとのことです。

ボトル情報

今回紹介するグレンスコシア ダブルカスクは、ファーストフィルのバーボンカスクとペドロヒメネスカスクで熟成させていることが特徴です。

感想

個人的な思い出

ウイスキーの勉強を始めた頃、妻からの誕生日プレゼントとしてもらったのが「グレンスコシア ダブルカスク」でした。当時妻から伝えられていた予算内で買えるウイスキーとしてたまたま酒屋さんに並んでいたものです。

そして手探りながらもウイスキーのテイスティングノートを取り始めたのもこの1本からです。

という経緯もあり、グレンスコシアは私の中で何となく思い入れのある蒸留所になりました。その後行く先々でグレンスコシアを味わう機会があれば都度試し、抽象的な表現ではありますが、落ち着いたおいしさのあるボトルが多い、というのが私の感想です。

ストレートの味わい

さて、本題のダブルカスクについて。

香りはまず樽っぽさを感じます。それからシェリー由来と思しきブドウかすかに有機溶剤っぽさもありますが全体的には甘さがあります。

味はフルーティな甘さと酸味スパイシー。飲み口はきりっとした印象です。

おすすめの飲み方

おすすめの飲み方はやはりストレートですね。落ち着いた音楽を聴きながら時間をかけてじっくりと楽しみたい、そんな1本です。

まとめ

今回はグレンスコシアの中でもダブルカスクについて感想を綴りました。

グレンスコシアは近所のスーパーに並んでいるのを見たことはありませんので、まだ認知度の高い蒸留所ではないかもしれません。

とは言えラインナップは豊富ですし、これからも様々な商品を出すと思います(期待しています)ので今後も深く楽しめる蒸留所だと思います。

皆さんも是非味わってみてはいかがでしょうか。

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