今回のウイスキー
これまでスコッチばかり飲んできた私ですが、アメリカンウイスキーの経験値を積もうとしています。
アメリカンウイスキーと言えばバーボンが有名ですが、今回はテネシーウイスキーです。
ジャックダニエル蒸留所のジェントルマンジャック(Gentleman Jack)です。
味など感想を綴ります。
- 購入検討中の方
- 飲むかどうかお悩みの方
- 自分で飲んだけど他の人の感想も知りたい!という方
ボトル情報
ジャックダニエル蒸留所
創業者のジャスパー・N・ダニエルはわずか7歳で蒸留所で働き始めます。
その後1859年、13歳でその蒸留所の運営を任されたようです。
現代日本に生きる感覚としては「どういうこと?」という感じですが、当時はまだ19世紀中ごろ、ゴールドラッシュや南北戦争の時代なのでとにかく労働力が足りていなかったとか、そんなところでしょうか。
子供でも労働力として数えられていた…としても13歳で蒸留所の運営を任されるとは大抜擢です。
その後20歳で政府公認第1号となるジャックダニエル蒸留所を建設しています。
ジェントルマンジャック
ジャックダニエル蒸留所で作られるウイスキーはアメリカの法律ではバーボンを名乗れますが、あくまでテネシーウイスキーと称してます。
テネシーウイスキーの条件としては当然テネシー州で作られることもありますが、もう一つはサトウカエデの炭でろ過する工程を経ることです。(チャコールメローイング製法)
中でもジェントルマンジャックはこのろ過工程を2度経ることでより滑らかな口当たりになっているのが特徴とのことです。
感想
ストレートの味わい
香りはふくよかで甘いです。また溶剤系のフルーティさもあります。
この辺はバーボンとも共通しているなぁと感じます。
飲んでみると軽くて優しい口当たりであることが分かります。これが2度のチャコールメローイング製法に由来している部分だと思います。
味は滑らかな甘さに始まり、樽材の渋みに繋がっていく、という印象です。
おすすめの飲み方
軽い口当たりですので、ストレートあるいはアルコールがきついという方はロックが良いと思います。
ハイボールは試してませんが、軽くなりすぎる気がします。
まとめ
ジェントルマンジャックの総評としては優しくて、甘さと渋みを持っているという印象です
なるほど紳士的と言えば紳士的かもしれないですね。
こんな男になりたいと思わせる1本です。
しかしジェントルマンジャックが2度のろ過を経るように、紳士もまた長い道のりの果てにあるのでしょう。
そんなことを示唆してくれるウイスキーです。皆さんも是非召し上がってみてはいかがでしょうか。