今回のウイスキー
北海道 余市蒸留所でつくられたシングルモルト余市について綴ります。
ボトル情報
あと少しでなくなってしまう
余市町
余市町は北海道の中でも日本海側、積丹半島の根本にあります。積丹半島はウニなどの海鮮がおいしく、余市蒸留所のすぐ近くでも海鮮丼が楽しめます。私は北海道に住んでますので何度か積丹は行ってますが、ウニ丼など、なかなかです。
さて話は余市に戻りますが、冷涼な気候であることから創業者の竹鶴政孝がウイスキーづくりの地として決めたとのこと。また海が近く、霧などが発生しやすい湿度の高い環境でもあるようです。
余市蒸留所
余市蒸留所は今でも石炭の直火で蒸留している世界的にも珍しい蒸留所です。直火を用いているところとしては、スコットランドならグレンフィディックやグレンファークラスなどが知られています。日本でも最近静岡蒸留所が薪式の直火蒸留設備を有していることで話題になっていましたね。
年数表記
このボトルには年数表記はありません。NAS(Non Age Statmentの略)とかNAって呼ばれるものです。年数表記は用いられた原酒の最低熟成年数を表しますので、例えば「12年」であれば12年以上熟成した原酒を用いていることになります。翻ってNASは熟成年数に関しては分からない、ということです。とは言えNASの背景には原酒不足があるとのことで、比較的短い熟成年数の原酒で構成されていると思われます。
シングルモルト余市
感想
香りはフルーティで、すーっとするミントやハッカの印象もあります。あとほのかにスモーキーです。味は塩気、フルーティ、ほのかにバターという感じです。
おすすめの飲み方
力強い味わいなので、やはりストレートがおすすめです。
この記事の為にあらためて飲んでみましたが、結構おいしいですね。
以上、シングルモルト余市の話でした。
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