【感想】オスロスク スペイサイドデザート モスカテル カスク フィニッシュ

今回のウイスキー

今回はクーパーズ・チョイスのオスロスクを飲みます。モスカテルカスクでのフィニッシュがどう表れているのか、楽しみです。

↑オスロスク スペイサイドデザート モスカテル カスク フィニッシュ 58.5度

ボトル情報

クーパーズ・チョイス

1992年、スコットランドのグラスゴーで創業したヴィンテージモルトウイスキー（The Vintage Malt Whisky）社を代表するブランドが「クーパーズ・チョイス（The Cooper’s Choice）」です。

公式サイトでは「数多くの賞を受賞」とありますので、高い評価を得ているブランドであることがうかがえます。

ちなみに同社のブランドとしてはフィンラガン、アイラストームなどがあります。

オスロスク蒸留所

1974年にスペイサイドに設立。

比較的新しい蒸留所ですが、すでに多くの国際的な賞も受賞しており、評価が高いスペイサイドモルトと言えます。

生産量の多くがブレンデッドウイスキーの「J＆B」の原酒となるらしく、シングルモルトとして出回る量は限られているとのことです。

モスカテルカスクで後熟

モスカテルはシェリー酒のひとつを指しています。

遅摘みや天日干しで糖度を高めたぶどうを用い、積極的には発酵をさせずに酒精強化させたシェリーのようです。

なのでぶどう本来の甘味が残っており、極めて甘いとのこと。

またモスカテルタイプのシェリーは生産量は少ないらしく、その樽を用いているという点では

レアな樽　×　レアなシングルモルト

ということがこのボトルの面白さではないかを思います。

オスロスク スペイサイドデザート モスカテル カスク フィニッシュ

感想

香りはまずワインっぽさがあります。全体的にはフルーティで、爽やかな印象です。

味は甘酸っぱくて、スパイシーです。甘さはリンゴ系かなぁと思います。

あとほんのりとスモーキーな感じでもあります。

飲みごたえや余韻はしっかり感じますが、とても爽やかです。

おすすめの飲み方

58.5度の飲みごたえを感じるべきだと思いますので、ストレートがよいと思います。

まとめ

レアなシングルモルトをレアなモスカテルカスクで後熟させてるということで面白いボトルだと思います。

またその物珍しさだけでなく味わいの面でも飲みごたえがしっかりあって、楽しめました。

普段飲みというよりはちょっと贅沢というか、特別なタイミングで味わいたい１本かなと思います。プレゼントなんかに良いのではないでしょうか。